ホクロ取り

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1. ホクロ取りレーザー(炭酸ガスレーザー)

ホクロのレーザー治療には炭酸ガスレーザーを使います。
このレーザーは発振媒質に炭酸ガスを使っており、炭酸ガス分子から10.6ミクロンの波長をもつレーザー光が発生します。
01-5.jpgまた、このレーザーは水に吸収されやすいという特徴があり、このレーザーを皮膚に照射した場合約99%は皮膚組織内の水分に吸収されて熱を発生します。そしてこの熱エネルギーがホクロやイボ等の組織を一瞬にして気化蒸散させてしまうわけです。

小さなホクロやイボのような小さなものであれば、このレーザー光線を0.1秒間、2〜3回当てればあっという間になくしてしまいます。また、出血がないため、ホクロの深さを確認しながら簡単、確実に除去ができるというわけです。一般的に、直径4o以下で盛り上がりのないほくろに適しています。周囲の正常な皮膚を傷めずにほくろのみを取り去ることができます。縫合や抜糸の必要はありませんが、えぐれた皮膚の修復に数ヶ月かかります。

熱による物理的な破壊で除去するため、病理検査はできません。術前の正確な診断が重要になります。欠点として一度のレーザー照射ですべての母斑細胞を除去できない場合があることです。レーザー治療後に深い部位のほくろ細胞が残り、数ヵ月後にまた黒い色が出てくること(再発)があります。この場合は1カ月以降に再照射の必要があります。レーザー照射後、数日してかさぶたができます。一週間ほどでかさぶたが自然にはがれ、赤く陥凹したクレーター状の傷になっています。上皮化がおこり、1カ月後には傷が盛り上がり、炎症性色素沈着がおこりシミの状態になっています。3か月から6か月すると色素沈着のシミの状態が治まって、肌色ないし白色の最終的な局面となります。

しかし、周囲の皮膚の色調とは全く同じにならず萎縮した皮膚面となります。この段階でのへこんだ傷跡は永続します。アフターケアとして、乾燥したかさぶたができるまでは消毒し清潔に保ち、軟膏処置をします。かさぶたがガーゼの役目をはたしますので自然に脱落するのを待ちます。治療後2〜3週間ぐらい、軟膏を塗り小さなガーゼを付けテープを貼って傷を保護するようにします。これは傷を湿潤させた環境に置くことで創傷治癒が良くなるからです。逆に傷を開放にして乾燥させますとカサブタができ、へこんだ傷跡になりやすいのです。その後は傷をそっとしておいて刺激をなるべく与えないケアをして下さい。

鼻すじのほくろのレーザー治療

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頬のほくろでは、直径3o以上で盛り上がっていてもレーザー照射が有効です。
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鼻唇溝のほくろのレーザー治療例

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2. ホクロ取り手術

ほくろの周囲をメスで切って縫合する方法です。直径4o以上で盛り上がっているほくろは、真皮にまで母斑細胞がありますので、この方法が一番確実です。取り残す恐れがなく、縫合するので皮膚の再生を待つ必要もありません。また切除したほくろを病理検査にかけることもできるので、正確な診断も可能となります。ほくろの外科的治療には、くりぬき巾着(きんちゃく)縫合法、切除縫合法、局所皮弁法の3者があります。顔のほくろの場合、くりぬき巾着縫合法が最もよく使われます。これはトレパンという皮膚外科で使われているメスでほくろを切除した後に、傷口の中で細いナイロン糸を使って縫い、傷口をキュッと口をすぼめるように小さい穴にしてしまう方法です。傷の治りも早く、ニキビ跡や毛穴のように治せ、一直線状に切った傷跡になりません。一方、切除縫合法は、一直線状の傷跡にする方法です。お顔には自然なシワが多くありますから、傷跡をシワに同化させてしまおうとする方法です。額のシワ、目尻、目の下、鼻唇溝、顎のラインにあるほくろに適しています。局所皮弁法は、大きく成長したほくろや黒アザの切除後に周りの皮膚を移動させて治療させる方法です。外科的手術後のアフターケアとして、抜糸までの間、消毒し清潔に保ちます。約1週間で抜糸します。抜糸直後には少し傷がひらくことがあります。軟膏処置でだいたい埋まって平らになってきます。ほくろのあった部分の赤い状態が2〜3ヶ月続き、次第にピンク色になり、最終的には肌色ないし白色になります。抜糸後1週間ぐらい、軟膏を塗り小さなガーゼを付けたテープを貼って傷を保護するようにします。その後は傷をそっとしておいて刺激をなるべく与えないケアをして下さい。

くりぬき巾着縫合法

眉間のほくろをくりぬき巾着縫合法で治療しました。
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頬のほくろをトレパンを使ったくりぬき巾着縫合法で治療しました。
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切除縫合法

目の下のシワに沿ったほくろの場合、ほくろの周囲を紡錘形に切除して一直線状の傷になるように縫います。ほくろの直径の約2倍の長さの傷跡になります。
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局所皮弁法

鼻の横の大きなほくろを外科的に切除後、鼻唇溝の局所皮弁法を使い形成しました。
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